(アートワークから音源ページに飛べるかもしれません)
20
K.Leimer / Re-Enact (Palace of Lights) |
アコースティックな楽器もサイバーな素材もオーガニックに溶け込んでいて気持ちいい。深海のような静けさと緊張感がありますね。
19
Lorenzo Senni / Persona (Warp)
キャッチーさメーターを振り切り、かき鳴らされる骨抜きミラクルトランス。
18
RISONAM / How Lucky (Keats Collective)
Keats Collective産レトロウェイヴ/フューチャーファンク。素朴さ加減がツボに入って何回も聴いちゃいました。
17
Woo / AWAAWAA (Palto Flats)
Wooの活動初期に録音されたらしい発掘作品。サウンドはCluster周辺に通ずるコスモアンビエントですが、DIY感、このお昼ご飯後感が何とも愛しいです。
16
The Editor / It's Great To See You Again (Bedlam Tapes)
ヴェイパーなシンセポップ、ノイズアンビエントなど色々やってる人みたいですが、今作はヴェイパーホップを中心に、おとなしめのトラックがバランスよく据えられていて、全体として聴きやすいです。2曲目のハーモニーとブラスのメロが泣ける...
15
boxboys / g o o d b y e
和むヴェイパートラップ。短くスッキリまとまったトラックがシームレスに流れていきます。環境音、各楽器の動き方やメロに素養が感じられる、アレンジの完成度の高い作品で、普通のことをしているようでいて、しっかり心をつかまれます。かっこいい。
14
Saafron / Reishi (Leaving Records)
LAビートシーンの猛者Dakimの、Saafron名義によるアルバム。土くさいビートを縫うヒプノティックなハーモニーが心地よいです。鐘系はじめ音色、雰囲気がかなり東洋的。声明っぽさというか。
13
18 Carat Affair / Adult Contemporary (Fiat LX)
VHSな空気感を深化させて帰ってきました。テープなビートに、ゴミみたいなコマーシャル系素材も雑多に編み込んだ、浮かれ気分と気怠さのインターネット・コンクレート作品。
仮想の西海岸へ、ログイン。
12
2814 / Rain Temple (Dream Catalogue)
雨の冷たさを温かい靄が包む...hardvapourな、ある意味安っぽい重苦しさを、コンセプチュアルに、精緻に組み立てられた音像に取り込んで良さに昇華したという印象。
さんざんフワーっと展開しておいて最終トラックに激エモビート持ってくるの、好きぃ...
11
AIKATSU☆STARS! / WONDERFUL TOUR (Lantis)
アイカツ!シリーズ4年目のミニアルバム。
です...
10
Fad / vVv (Orange Milk)
ヒリつく電子音、どもるドラム...むごたらしすぎる。それでいてオレンジミルク的なミュータント感のあるポップさ...恐ろしいアルバムです。
9
Nu Guinea / The Tony Allen Experiments (Early Sounds)
トニーアレンのドラムをフィーチャーしたAfroBeatMakersシリーズ第3弾。締まりの良いビートの上をフリークアウト寸前なシンセが気持ちよく滑っていく瞬間が最高ですな~
8
サニーデイ・サービス / Dance To You (Rose Records) |
宅録な質感がとっても肌になじむ...こういうパーソナルなダンスって、いい。これ以上なく洗練されたエモきゅんメロディーのロマンスポップ9曲入り。
7
Elon Katz / The Human Pet (Diagonal Records) |
きちゃないですね~。White CarのElon Katzによるぶちゃいくなエクスペリメンタルポップ。エレクトロ/EBMノリで、のたうち回る電気の塊がきちゃないポップネスを繰り出します。ボーカルが股間にクる。
6
Suzanne Kraft / What You Get For Being Young (Melody As Truth) |
極上のニューエイジ/バレアリックハウス...
彼の音楽は気持ち良い"はやさ"というか、タイム感みたいなものがすごく安堵感をもたらす感じがします。お母さんみたいなアルバムです。
彼の音楽は気持ち良い"はやさ"というか、タイム感みたいなものがすごく安堵感をもたらす感じがします。お母さんみたいなアルバムです。
5
M.E.S.H. / Damaged Merc (PAN) |
この人の音は不思議ですね...インターネットソースの音ネタとラップトップで曲作りしてるらしいのですが、無菌な音像の中にも、有機的なリズムによるものなのか変な生音感があってヒヤヒヤします。
4
Torn Hawk / Union And Return (Mexican Summer) |
これ、2016年の僕のサウンドトラックです...死ぬほど聴いた...
Luke Wyattのオーディオプロジェクト、Torn Hawkのオーケストラ系の音をメインに据えた新作。エピックながら箱庭感があってかっこいい。透き通ったアンサンブルの中を彼のキラキラギターが駆け抜けます。ひずんだ音が控えめに掛け合います。すべての音がまばゆい光を放っています...狂気的なくらいに...
3
Abra / Princess (True Panther) |
オルタナR&B界の注目株、Abraの新作EP。アンセム...
Tommy Genesis参加の4曲目も素晴らしいです。隙間というか音の引き方にちょっとNight Slugsを感じます。
2
ダンケ Vibes / Augilio 音楽 (Lost Angles) |
Lost Anglesから、ダンケ Vibesのエコージャム系作品。このレーベルには本当に楽しませてもらっています...
クラシカルスタイルのヴェイパーウェイヴですが、音色・エフェクトだけでなくループポイントや展開、各曲の配置がそのままムードを作っているようで、アルバムとして美しいです。Mallcorp 愛は今年の僕のベストトラック。
「普通のことしてるのにすごい」みたいな聴き方にヴェイパーウェイヴが到達したような気がして感慨深い...
1
DMX Krew / You Exist (Hypercolour) |
UKのエレクトロ中毒患者DMX Krewの新作。好きなもん作ってるオタクは最高だなぁ...
***
みなさん、2016年はいかがでしたでしょうか。今年の音楽は、正直これっていうのが無いかなという感じでしたが、選んで書いてるうちに音楽最高という気持ちになってしまい涙が止まりません。
今年はヴェイパーウェイヴをわりと真剣に聴き、カセット買ったりし始めました。no.16にあげたThe EditorのJカードには、リリース年に「2016 A.D.」と書かれててなんだか嬉しかった...Rain Templeのキラキラカセットもケースから出す度嬉しくなります。でも正直これはヴァイナルのほうが良かったかも。(どっちも買うという発想は危険です)
あとTorn Hawk関連で、この前友達とLuke Wyatt編集のPPU VIDEO PARTY観ました。そこそこ盛り上がってよかったです。ROCK CITY BANDってバンドがめっちゃかっこよかった...
評価されてる音楽の良さがわかっても、どんくさく感じたりすっからかんに聞こえたりすることがあったり、どのジャンルにも自分の好きな感じの曲があったりするのは誰にでもある感覚だと思いますが(?)、Suzanne Kraftのところで書いたような、曲のタイム感みたいなものが自分に合うかどうかという部分が大きい気がします。これがどういう部分で決まるのかは全然わからないんですが...
あとTorn Hawk関連で、この前友達とLuke Wyatt編集のPPU VIDEO PARTY観ました。そこそこ盛り上がってよかったです。ROCK CITY BANDってバンドがめっちゃかっこよかった...
評価されてる音楽の良さがわかっても、どんくさく感じたりすっからかんに聞こえたりすることがあったり、どのジャンルにも自分の好きな感じの曲があったりするのは誰にでもある感覚だと思いますが(?)、Suzanne Kraftのところで書いたような、曲のタイム感みたいなものが自分に合うかどうかという部分が大きい気がします。これがどういう部分で決まるのかは全然わからないんですが...
最後まで読んでもらってすみません。
2016年に素晴らしい作品を残してくれた音楽家たちに感謝!
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